今後の需要の高まりも予想されている介護業界の魅力は多く、他業界からの転職希望者も増えています。近年では介護スタッフの収入アップや正社員の時短制度など、介護業界の各企業も労働環境の改善に取り組んでいます。その甲斐あって人手不足の解消に成功した介護の現場も多く、介護業界はさらに活気づいています。そして介護業界最大の魅力は、誰でも平等にキャリアアップを目指すことができるという点です。介護業界のキャリアアップに必要な介護資格は4つあります。
まず初めに取得を目指す資格が、介護職員初任者研修資格と介護職員実務者研修資格です。この2つの資格を取得するには指定講座を受講する必要がありますが、これらの講座には受講資格が設定されていません。そのため介護業界未経験者でもいきなり取得を目指すことができるのです。
次に、実務者研修資格取得者で介護の現場で、3年以上の実務経験がある人が受験資格を得られるのが介護福祉士資格です。介護福祉士資格は介護業界唯一の国家資格で、取得難易度は上がるがメリットも多いのです。介護福祉士は介護の現場のリーダー的存在を担い、さらに訪問介護事業所に必ず設置しなければならないサービス提供責任者になることもできます。
そして最後に介護業界最高峰の介護資格が、介護福祉士としての実務経験が5年以上の人が受験資格を得られるケアマネジャー資格です。このように介護業界のキャリアの頂点であるケアマネジャーになるまでの道のりは長いのですが、介護業界で長く働き介護資格の取得を地道に目指すことがキャリアアップのコツと言えるでしょう。